土星

土星

インド占星術では、土星は「シャニ」と呼ばれています。
土星には美しいリングがあり、それらは大小さまざまな氷や岩石から成り立っています。

 

土星はインド占星術で取り扱う惑星の中では最も太陽から離れ、暗く冷たい惑星です。
忍耐、悲しみ、困難、別離といった負の側面が強く、生来的には強い凶星となります。

 

また他の惑星に比べて太陽の周りをゆっくり公転しているため、遅滞、抑圧などの意味もあります。
良い意味としては、保守、安定、長寿などがあります。
人間に関しては老いた人を指し、特に性別の区別はありません。

 

また、インド占星術では土星は労働者の象意を持ちます。
農業や建設など多くの人々が携わる実務的な労働を指します。

 

 

土星の持つ性質や示すものは下表の通りです。

吉凶
性別 中性
年齢 80〜100歳
カースト スードラ(労働者)
惑星内閣 召使い
人間関係 使用人、父方おじ(昼生まれの場合)、父親(夜生まれの場合)
カーラ・ヤマ・ルドラ
動物
方角 西
強くなる方角 西(7室)
元素
資質 暗い・無知
体質 軽さ・活動性
体の組織 筋肉
体の部位 骨髄、足、膝、酸、風
五感 触覚
機嫌 無関心
嗜好 渋い
青色、紺色
宝石 サファイア
金属
季節
穀物 ごま
棘のある木、干からびた木
象意 忍耐、遅滞、抑圧、悲しみ、不幸、困難、障害、別離、損失、苦悩、不潔、みじめさ、破壊、貧困、非難、堕落、薄情、無気力、恐怖、愚か、嘘、無慈悲、残酷、告げ口、犯罪、懲役、借金、保守、安定、収入、尽力、長寿、老化、死、病気、うつ、吐き気、黒色、灰、油、木、農業、建設、改革、民主主義、敵、泥棒、悪友、従兄弟、狩人、鍛冶屋、カラス、カッコウ、ヤギ、水牛、馬、象、犬、蛇、汚い家、刑務所、武器工場、破れた服、窪んだ目、痩せこけた体、血管が浮き出る、手足が長い、足が不自由、厚い爪、皺が多い、夜に強いなど

※太陽が7〜12室なら昼生まれ、太陽が1〜6室なら夜生まれとなります。