金星のマハダシャー期

金星のマハダシャー期

インド占星術の金星のマハダシャー期について解説します。
金星のマハダシャー期は、娯楽、魅力、名誉、財産、宝石、装飾品、乗り物、スポーツ、舞踊、知的活動、親族とのトラブル、年長者との別れ、卑怯な攻撃、呼吸器や胆汁の病気などといった象意を持ちます。

 

出生図(ラーシチャート)で、金星の品位や状態が良い場合は、権力者から引き立てられ、社会的な地位や名誉を得るでしょう。
物質的に豊かな生活を送り、この時期に結婚する人も多いでしょう。

 

反対に、金星の品位や状態が悪い場合は、トラブルに見舞われ、これまでに築いた地位を失うでしょう。
親しい人と別れたり、恋愛関係でのトラブルが生じるでしょう。

 

金星が凶星とコンビネーションを形成せず、10室・11室・12室のいずれかで高揚する場合は、ダシャーは最高の運気となるでしょう。

 

 

出生図の星座ごとの金星のマハダシャー期の特徴は下記の通りです。
(鑑定による惑星の吉凶はここでは考慮しておりません。)

 

牡羊座
社会から認められ、多くの人から尊敬されるでしょう。
人間関係に恵まれ、特に地位の高い女性から引き立てられるでしょう。
高級な不動産に住む暗示もあります。
結婚している人は子供に恵まれるでしょう。

 

牡牛座
牡牛座は金星にとって定座となるため、運気が強くなるでしょう。
多くの幸運に恵まれ、特に恋愛関係が発展するでしょう。
秘めていた野心を達成することができるでしょう。
知性が冴え、多くのことを学び、目上の人から引き立てられるでしょう。

 

双子座
財産が増える時期で、身内を助けることもあるでしょう。
夫婦円満で、子供にも恵まれるでしょう。
社会的な名声を得ることもあるでしょう。
一般的に幸運な時期ですが、気を緩めると堕落してしまうこともあります。

 

蟹座
何事もうまくいかない不運な時期となるでしょう。
財産を失ったり、家族や親族と衝突することがあるでしょう。
仕事面でも、能力が落ちたり、敵が出現することが心配されます。
しかし、ダシャーの終わりには救済されるでしょう。

 

獅子座
精神的に不安定な時期になるでしょう。
悪い評判が立ちやすく、仕事や家庭で行き詰まることがあるでしょう。
配偶者に悩まされることも多いでしょう。
事故や事件にも巻き込まれやすくなるので注意しましょう。

 

乙女座
金星は乙女座で減衰するため、不運な時期となるでしょう。
夫婦間の衝突が多くなり、離婚に至ることも有り得るでしょう。
借金などによって財産を失うことがあるでしょう。
親しい人との別れがあったり、健康面での心配もある時期でしょう。

 

天秤座
天秤座は金星にとってムーラトリコーナまたは定座となるため、運気が強くなるでしょう。
これまで以上の社会的な名声と財産を得るでしょう。
物質的に豊かな生活に恵まれ、多くの人と交流するでしょう。
身を焦がすような大恋愛をするでしょう。

 

蠍座
心配事や苛立つことが多い時期になるでしょう。
他人に対する攻撃性が増す傾向があります。
人間関係でトラブルが生じたり、人から恨みを買うことが多いでしょう。
精神が不安定になり、財産を失うことがあるでしょう。

 

射手座
全体的に幸運で、社会的な名声を得ることができるでしょう。
志が高くなり、勉学や研究に適した時期となるでしょう。
哲学や宗教などに興味を抱くでしょう。
芸術性も高まり、家庭運にも恵まれるでしょう。

 

山羊座
忍耐することで、良い成果が得られる時期でしょう。
家族に関する悩みも解決するでしょう。
教養が高まり、学術的な研究に興味を抱くでしょう。
外国との縁が深くなるでしょう。

 

水瓶座
思いがけない利益があり、財産が増えるでしょう。
外国文学などに興味を抱くでしょう。
不道徳な恋愛関係に陥るかもしれません。
病気を患いやすい時期でもあるので注意しましょう。

 

魚座
金星は魚座で高揚するため、非常に幸運な時期となるでしょう。
大きな権力を手に入れ、社会的に上り詰めることができるでしょう。
奉仕精神が強くなり、慈善事業に携わるでしょう。
家庭運にも恵まれ、あらゆることがうまく運ぶでしょう。

 

 

金星のマハダシャー期間中のアンタルダシャー期については、下記ページをご参照ください。

 

金星のマハダシャー期間中のアンタルダシャー期

page top