蟹座ラグナ
インド占星術における蟹座ラグナの特徴を解説します。
蟹座は水の星座かつ活動星座なので、情感豊かで行動力があるでしょう。
支配星は月であるため、理屈よりも感情で物事を考える傾向があります。
蟹は外に固い甲羅とハサミを持ち、内で卵を育てるため、蟹座ラグナの人は外と内をはっきり区別する性質があるでしょう。
9室 |
10室 |
11室 |
12室 |
8室 |
蟹座 |
Asc |
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7室 |
2室 |
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6室 |
5室 |
4室 |
3室 |
( )は支配星
吉星 | 火星、木星 |
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凶星 | 金星、水星 |
中立星 | − |
マラカ | 土星 |
※吉星以外が2室、7室に在住している場合はそれもマラカとなります。
- 火星は5室と10室を同時に支配し、単独でラージャ・ヨーガをもたらすラージャ・ヨーガ・カーラカとなるため、非常に吉意が強いです。
攻撃を示す火星が蟹座で減衰するため、基本的に怒りを表すことは苦手でしょう。
しかし、火星はラージャ・ヨーガ・カーラカですので、怒った時のパワーは非常に強力で、周囲を驚かせるでしょう。 - 7室の支配星である土星がラグナロードである月を傷つけるので、結婚やパートナー関係で問題が生じやすいでしょう。
- 木星が9室を支配するため、木星の象意が強調され、非常に精神性が高いでしょう。
また、この木星は蟹座で高揚するため、師から学んだことを自己実現に活かすでしょう。
しかし、木星は敵対を示す6室も支配するため、しばしば師と対立することや苦行することもあるでしょう。
また、6室は目下の者も意味するので、部下や後輩から学ぶことも多いでしょう。
6室は別離も意味するため、最終的には師と別れて独り立ちしていくでしょう。