インド占星術の鑑定の基本となるPACDARESについて説明します。
PACDARESはインド占星術師として非常に高名なK.N.ラオ先生が提唱したものです。
Pはポジション、Aはアスペクト、Cはコンジャンクション、Dはダーナ・ヨーガ、Aはアリシュタ・ヨーガ、Rはラージャ・ヨーガ、Eはエクスチェンジ、Sはスペシャルを意味します。
詳しくは下記の通りです。
惑星がどの星座やハウスに在住するか、どのハウスを支配するかによって吉凶や強弱が出ます。
高揚、ムーラトリコーナ、定座、減衰、友好、敵対、中立、ヴァルゴッタマなどにも着目します。
通常の7室目へのアスペクトに加え、火星、木星、土星の特別なアスペクトも見て、惑星間の影響を把握します。
複数の惑星が同室、同星座にあると、互いに影響を及ぼしあいます。
また人生において、そのハウスや星座のテーマが強くなります。
富のヨーガと呼ばれています。
このヨーガがある人は、金銭的に恵まれるでしょう。
主に1室、2室、5室、9室、11室の支配星、月、火星などに着目します。
悲劇のヨーガと呼ばれています。
このヨーガがある人は、不幸や病気に関連することが示唆されます。
主に1室、2室、6室、7室、8室、12室とその支配星、月などに着目します。
王者のヨーガと呼ばれています。
このヨーガがある人は、社会的な成功や昇進が期待できたり、さまざまな分野で活躍できるでしょう。
主にケンドラハウス、トリコーナハウスの支配星のコンビネーションに着目します。
星座交換を意味します。
惑星は星座交換によってお互いの力を強めると言われています。
そのチャートの占星学的な特徴やその他の重要なヨーガに着目します。