太陽

太陽

インド占星術では、太陽は「スーリヤ」と呼ばれています。
太陽をラグナ(アセンダント)として用いることをスーリヤ・ラグナと言います。

 

太陽は太陽系において最も大きく、その中心となっている恒星です。
そのためインド占星術においては、魂、心臓、脳、王、権力といった中心的な意味を持ちます。

 

太陽は自己確立を良しとしますが、自己犠牲や無私の奉仕などは良しとしません。
また、ウパチャヤハウス(3室、6室、10室、11室)に太陽が在住する場合は、最初のうちは困難ですが最終的には良い結果をもたらすと言われています。

 

非常に強力な力を持つためやや凶星となりますが、火星や土星ほど凶意は強くありません。
吉星からアスペクトを受けることで凶意は緩和されます。

 

しかし、他の惑星(ラーフとケートゥ除く)が太陽と近い度数でコンジャンクションしていると、太陽の熱に焼かれてコンバストとなり、その惑星の働きが抑制されたり凶意が増したりします。

 

 

各惑星のコンバストとなる度数は下表の通りです。

惑星 太陽からの度数

12度以内

火星

17度以内

水星

順行:14度以内

逆行:12度以内

木星

11度以内

金星

順行:10度以内

逆行:8度以内

土星

15度以内

 

太陽の持つ性質や示すものは下表の通りです。

吉凶 弱い凶
性別 男性
年齢 50歳
カースト クシャトリヤ(戦士)
惑星内閣
人間関係 父親
ルドラ・シヴァ
動物 四足獣
方角
強くなる方角 南(10室)
元素
資質 純粋
体質 熱・新陳代謝
体の組織
体の部位 骨、心臓、脳、頭、目、胆汁
五感 視覚
機嫌 不機嫌
嗜好 辛い
暗赤色
宝石 ルビー
金属
季節
穀物 小麦
幹が太く高い木
象意 力、魂、エゴ、エネルギー、熱、活力、勇気、精神力、鋭敏、プライド、敵意、恐怖、老い、不毛、啓蒙、野望、厳格、勝利、支配、地位、名誉、権力、政府、行政、首相、医者、健康、薬、頑丈な体格、魅力的な顔と話し方、体毛や頭髪が薄い、ピンクの目、旅行、定住しない、空を見上げる、現世、森林、登山、土地、家畜、円形、赤など

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