木星

木星

インド占星術では、木星は「グル」と呼ばれています。
太陽系の中で最も大きい惑星で、今の80倍の質量があったならば太陽のような恒星になっていただろうと言われています。

 

木星は幸運の星であり、拡大・発展する性質を持ちます。
生来的には強い吉星で、関わる惑星に良い影響を与えます。
木星が凶星の影響を受けたり、ハウスの位置などから機能的凶星となっても、木星の吉意は残ります。

 

また、グルには知識を伝える教師という意味があります。
ですので木星は、教育や子供にも関係しています。
古代インドでは夫は先生でもあったため、夫という意味も持ちます。

 

知識によって幸運がもたらされるため、木星は正義、慈悲、ダルマ(倫理、宗教)などの象意もあります。
木星が強い人は精神的に豊かでしょう。

 

 

木星の持つ性質や示すものは下表の通りです。

吉凶
性別 男性
年齢 30歳
カースト バラモン(僧侶)
惑星内閣 大臣
人間関係 子供、兄(夜生まれの場合)
ブラフマン・シヴァ
動物 人間
方角 北東
強くなる方角 東(1室)
元素
資質 純粋
体質 重さ・粘着性
体の組織 脂肪
体の部位 脂肪、粘液、動脈、腎臓、肝臓、耳
五感 聴覚
機嫌 冷静
嗜好 甘い
金色
宝石 トパーズ、イエローサファイア
金属
季節 初冬
穀物 ベンガル豆
果実が実る木
象意 知識、慈悲、慈善、正義、美徳、高貴、賢明、名誉、名声、倫理、宗教、ダルマ、幸運、発展、拡大、伝授、チャンス、忠誠、犠牲、懺悔、同情、論理、雄弁、武勇、外見、健康、消化不良、長寿、財産、宝、国庫、王位、伝統、哲学、天文学、戦車、塔、政治通、子供、孫、老人、夫、親友、教師、医者、宗教家、占星術師、鳩、馬、牛、白鳥、感情の抑制、金色の体、茶色の髪と目、大きな体格、黄色など

※太陽が7〜12室なら昼生まれ、太陽が1〜6室なら夜生まれとなります。