プラティアンタルダシャーとは、インド占星術のヴィムショッタリー・ダシャーの第3階層にあたり、人生における具体的なイベントの発生を示します。
ですので、物事が起こるタイミングを推測するのに最適なダシャーとなります。
惑星の象意は、アンタルダシャー期では全体的に表れ、プラティアンタルダシャー期では一時的な出来事として表れます。
プラティアンタルダシャーは、各アンタルダシャーをさらに細かく9つの惑星の期間に分割したものです。
1つ目のプラティアンタルダシャーはアンタルダシャーと同じ支配星になります。
ラグナの支配星のプラティアンタルダシャー期は、身体に関する出来事が起こるでしょう。
特に、トランジットの土星がラグナの支配星にコンジャンクトする時は注意が必要でしょう。
ラージャ・ヨーガを構成する惑星のアンタルダシャー期とプラティアンタルダシャー期の組み合わせでは、とても良いことが起こるでしょう。
ただし、アンタルダシャーの惑星がマハダシャーの惑星から数えて6室や8室の位置関係にある場合は、何らかの障害を伴うでしょう。
7室の支配星もしくは在住星のプラティアンタルダシャー期では、公的な生活を始めたり復帰するのに最適な時期となるでしょう。
第3階層までのダシャーが全て10室に関わるもの(10室の支配星・在住星、10室にアスペクトする惑星など)である時は、社会的に非常に良い時期となるでしょう。
大きな注目を浴びたり、大きなチャンスを得たりするでしょう。
さらにトランジットの土星が10室の支配星にコンジャンクトしたり、10室にアスペクトする時は、より大きな影響があるでしょう。
第3階層までのダシャーが全てマラカとなる時は、致命的なことが心配されるでしょう。
月から見たマラカにも注意が必要です。