インド占星術において、9室(9ハウス)は父親や信仰を表します。
8室で苦悩した結果、9室では心が成長し、精神性が発展するでしょう。
正しい行いや信仰、高い道徳性が必要であると悟ります。
神への崇拝や懺悔などとも深い関わりがあります。
また、9室は子供にとって教師の役割を持つ父親の意味もあります。
精神が成熟するためには、父親への献身が必要であると言われています。
9室は社会を表す10室から数えて12室目にあたるため、社会から離れる=海外、長距離旅行、遠方への通信といった意味もあります。
その他にも9室は、高度な知識や高等教育、潜在的に持っている超能力などを示します。
9室の持つ性質や示すものは下表の通りです。
象徴 |
父親、信仰の部屋 |
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ハウスの分類 |
トリコーナハウス、アポークリマハウス |
プルシャルタ(精神性) |
ダルマ(法則) |
人生の時期 |
ブラフマチャリヤ(独身) |
人間関係 |
父親、師、子供など |
身体 |
腰、太もも、栄養状態など |
性質 |
信仰、宗教、巡礼、奉仕、献身、慈善、懺悔、博愛、賛美、美徳、道徳、倫理、純真、輝き、幸運、哲学、英知、高度な知識、高等教育、超能力、直感、正義、武勇、安全、平静など |
事柄 |
指導、儀式、財産、宝、海外、外国、外交、長距離旅行、遠方への通信、運搬、乗り物、政治組織、薬など |
その他 |
神への崇拝、勉学の努力、金銭の配布、縁起が良いなど |