インド占星術において、7室(7ハウス)は結婚やパートナーを表します。
6室で仕事や競争を学んだ後、7室では社会生活を営むためのパートナーを求めるようになります。
7室は自分自身を表す1室の対面にあるため、自分以外という意味もあります。
特に、他者との関係性や約束、取引、法律などを表します。
また、7室は生まれた時の環境を表す1室の対面にあるため、独立心も意味します。
7室に凶星が在住していれば、対面の1室を傷つけるため、生まれた時の環境を否定するでしょう。
結婚相手や仕事のパートナーとうまくいくかどうかは、7室の支配星、在住星、アスペクトなどに左右されます。
しかし、これらは条件の良し悪しを表すため、精神的に満足できるかどうかはまた別問題となり、それらは11室の担当となります。
7室の持つ性質や示すものは下表の通りです。
象徴 |
結婚の部屋 |
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ハウスの分類 |
ケンドラハウス、マラカハウス |
プルシャルタ(精神性) |
カーマ(欲望) |
人生の時期 |
ヴァナプラスタ(隠居) |
人間関係 |
配偶者、パートナー、養子など |
身体 |
へその下、腰腹部、泌尿器、歯、生命の危険など |
性質 |
勝利、衝突、情熱、願望、発展、甘さ、楽しさなど |
事柄 |
結婚、地位、名声、武勇、対人関係、取引、約束、法律、法廷闘争、商売、貿易、慈善事業、事業提携、窃盗、泥棒、遠方、外国、旅、音楽、香水、花、贈り物、王冠、おいしい食事、乳製品など |
その他 |
恋愛における秘密、だらしなさへの嫌悪、正しい道から外れること、記憶喪失、旅行の中断、財産の回復など |