インド占星術において、4室(4ハウス)は母親や家庭を表します。
主に母親から受ける教育、家庭の在り方などを示します。
学校で受ける基礎教育なども4室が担当します。
4室は不動産も意味します。
住居はもちろん、宗教や慈善事業を行う建物なども示します。
地球は不動であると同時に、自転をしているので運搬するものでもあります。
4室は運搬するもの全般も意味し、自動車や輸送業なども示します。
また4室は、一生においては晩年期を、一日においては夜間を表します。
人生の最後に入る家である墓も意味します。
4室は基本的に落ち着いた環境と規則正しい生活を求めます。
ですので、4室が傷ついている人は、なかなか住居が安定せず精神的にも落ち着きにくいでしょう。
4室の持つ性質や示すものは下表の通りです。
象徴 |
母親、家庭の部屋 |
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ハウスの分類 |
ケンドラハウス |
プルシャルタ(精神性) |
モクシャ(解脱) |
人生の時期 |
サンニヤシ(出家) |
人間関係 |
母親、母方親戚、友人、妻、父親など |
身体 |
胸部、肺など |
性質 |
性格、記憶、純粋な知性、芸術、教育、信仰など |
事柄 |
幸福、富、名声、身分、信用、出生地、家、建物、土地、庭園、乗り物、衣服、彫刻、収穫物、牛、馬、象、水、井戸、池、川、国家、議会など |
その他 |
周囲の環境、経典の布教、行政の仕事、有力者からの引き立て、隠された財宝、効果のある薬、オイル風呂など |