3室(3ハウス)

3室(3ハウス)

インド占星術において、3室(3ハウス)は兄弟姉妹を表します。
兄弟姉妹といっても主に弟妹のことを意味し、兄姉は11室が担当します。
また、隣人などの身近な人とのコミュニケーションも示します。
3室にラーフ、ケートゥ、土星、火星などの凶星があったり、2つ以上の凶星が3室を挟む配置にある場合は、弟妹の身体的な危険が心配されます。

 

3室は2室から自我が芽生えた状態を表すため、興味や勇気、度胸なども意味します。
若さや好奇心に溢れた良い趣味やスポーツ、音楽などを示します。
3室はウパチャヤハウスでもあるため、凶星が3室にあると精神面ではかえって吉となり、強い意志を持つことを表します。

 

3室は家を表す4室から数えて12室目にあたるため、家を失う=移動という意味もあります。
引っ越しや旅行などを表します。
元の場所を失うという意味で、手紙や通信なども該当します。

 

また、短い巡礼という意味もあります。
3室は、宗教的儀式によく使われる親指と人差し指の間の部分を司ると言われています。

 

3室の持つ性質や示すものは下表の通りです。

象徴

兄弟の部屋

ハウスの分類

ウパチャヤハウス、アポークリマハウス

プルシャルタ(精神性)

カーマ(欲望)

人生の時期

ヴァナプラスタ(隠居)

人間関係

弟妹、使用人、隣人、友人、親類など

身体

首、喉、耳、肩、腕、手、足、肩甲骨、鎖骨、親指と人差し指の間の部分、身体的成長など

性質

勇気、勇敢、度胸、努力、精神力、集中力、闘争心、利口、能力、興味、夢、食欲など

事柄

移動、引っ越し、旅行、通信、手紙、コミュニケーション、巡礼、趣味、スポーツ、音楽、装飾品、利益、遺産分割、教育、訓練、約束、戦争、道など

その他

良い家系、神や戦士の住居、小さい乗り物、清潔な食べ物など

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